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第179回MMS(2019/3/23収録)「子供時代の自然との関わりで培われた感性が大人になってからの成長に影響を与える」後編 めぐみフィールド 大藪めぐみさん

前編からの続きです。

●ネイチャーコーミングについて

 

 

 

 

 

 

 

三木:後半はこちらの作品、ネイチャーコーミングってどういうものなのか教えてください。

大藪:ネイチャーコーミングでサブタイトルに大地の落とし物って付けてるんですけど、私達が住んでるこの地球の海や山や川とかに落ちている物で、よーく見ると「あ、これ、何かかわいい」っていうのがいっぱいあって、ただの木の枝に見えてもよーく見ると色が違ったり曲がってたりそういう物を、自分の「何かいい」と思う物を集めてそれを作品にするっていう。

三木:いいですね。

宇都宮:めぐちゃんよく拾い物するんですよね。落ちてる物を。

大藪:これをやろうと思ったら昔から拾い物をしてたみたいで、それを捨てようって思ってたのにまた捨てれずに、1個1個「これかわいい」と思ってまた分けて大切なケースとかを作ってそこにこう…

宇都宮:家に保管してあるんですか?

大藪:家にもう10年以上ずーっと保管してあります。

宇都宮:家族は「捨てろ」とかって言わないんですか?

大藪:言わないよね。諦めてるのか。

宇都宮:でも増えていくじゃないですか?

大藪:増えていきます。どんどん増えていきます。

三木:これもかわいいですね。

大藪:男の人が収集癖があるみたいに、あると何かうれしいみたいなのに似てるのかもしれないけど。

三木:これ写真を撮ってきてくださいましたが、この山で拾った物なんですか?

大藪:これは違いますよ。こっちにあるのがそう。

三木:これは何山って言うんでしたっけ?

大藪:これは通称キューピーさん。遠くから見るとキューピーが仰向けに寝てるように見える山だからキューピーさんって言ってて。でも悲しいことに今削り出されてて、ちょっとキューピーさんの片足がない感じになってるんだけど。

三木:削り出されちゃったんですか?

大藪:採石場に一部がなっちゃって崩れ出たりとかして、私の子供の頃とはちょっと違うんだけど、すごいお手軽な山で。

三木:時々山に行くんですか?

大藪:キューピーさんは遠くから見てたんだけど、そこに入れるっていうことを何年か前に知って、初めてこの前行ったんです。それまではあまり近くに山があっても行ったことがなくて。

宇都宮:ネイチャーコーミングしてみようっていうことで行ったってことですね?

大藪:そう。ちょっと行ってみようと思ってこの前行ってきたところです。

宇都宮:そういう目線で見に行って眺めてみると色々発見があるんですか?

大藪:そう。ただ山登ってとかじゃなくて、まだらになってる木とか見て「これ、何か面白いな」と思って、作り物かのようなこの感じ、でも自然にこうなっていく、これが「へー、面白いな」と思って。

宇都宮:お1人で行ったんですか?

大藪:旦那さん引き連れ。

宇都宮:同行した人はどういう感想ですか?正直なところ。

旦那さん:疲れるよ。

一同:(笑)

旦那さん:真っ直ぐ目的地じゃないじゃん。ずっと拾い物を拾いながら登るものですから、止まっては登り、止まっては登りなもので、ずっと目的地にコンスタントに歩いて行けるわけじゃないからさ。

宇都宮:「早く行けよ」っていう(笑)。

旦那さん:そうそう。登って行ったら「あれ?来とらんな」みたいな。

宇都宮:途中で色々あるわけですよね?落ちている物が。

大藪:そうそう。「これ面白い」とか「これかわいい」とか一々数歩行くごとに「おおーっ」とか言ってるから、旦那さんはかなり向こうのほうに…

宇都宮:結構拾い集めて行くんですか?

大藪:この時は拾おうっていう気持ちで行ってなかったので、ちょうど車にあったコンビニのスーパーの袋を持ち、見にくいですけど棒を片手にスーパーの袋に子供かのように…

宇都宮:怪しいですよね。何をしてるんだろうみたいな。

大藪:そしたらこういう松ぼっくりでもシュッとしたかさが開かないまま落ちちゃったやつがあったりとか、開いてたりとか、この松の枯れたやつも普通にあると緑をしてるけど、落ちてるやつとかって茶色になってて。これも作品にする時に横に置くのか、それとも針のようにばーっていっぱい立たせるのかでは作品の表情が違うとかって思うと、「この松はいい」とか…

宇都宮:アーティストですね。目線が。

大藪:これもたぶん虫がこうやって穴を食べてこうなったんだろうけど、このどこも角がなく全部丸く丸く木を食べていくこの模様。「これはおもしろいな」と思ってじーっと。

三木:感性が豊かですね。

大藪:何かおいしそうにも見えるし。

三木:これ何?

大藪:これどんぐりの帽子が落ちてて、「おー!」って思って写真を撮ったんですけど。

三木:よく見ると何か怖い感じですね。

大藪:怖い?帽子を見つけると子供の頃からすごいワクワクしなかった?このどんぐりの帽子を見つけると、しかもこのきれいな状態で見つけると、「あー!」ってすごい興奮してたの。しなかった?

宇都宮:はい、すいません(笑)。人それぞれの感性が色々ありますから。

大藪:これなんてめちゃめちゃ興奮するよね。だってこの状態で落ちてるのよ?しかも緑のコケの上に赤の実があって、完成されたこの感じがすごい興奮して。「すごい!」って思って。

宇都宮:興奮してる感じは表情に表れてますよ。そういうのは伝わるんですけど、僕らがここに行ってそこまでたぶん興奮しない気がするんですけど。

大藪:そうなの?本当?

宇都宮:はい、すいません。

大藪:これがその時収穫した一部で、どんぐりの帽子いっぱいあるでしょ?手にいっぱい持って。枝も太いのから細いのまであって、色も赤だったり…

宇都宮:この写真はすごく訴えかけるものがあるってことなんですよね?めぐちゃん的に。

大藪:そうそう。角度によっても違うし、葉っぱでも真っ赤のもあったり緑があったり。

宇都宮:たぶん同じ感性の人がこの地球上広いのでいらっしゃると思う。

大藪:1人ぐらいはいるかな。

旦那さん:写真撮る時にも文句言うんだよ。人が撮ったやつに「こいつセンスないな」とかって言うんですよ。自分で撮れやみたいな。

大藪:一番よく見えるところがいいかなと。

三木:これかわいいね。

大藪:これは適当にビンに詰めて、作品にするのもいいけど、でもただこうやってビンに自分の気に入った物を入れて置いとくだけでも、それもそれで「あの時に採りに行ったやつだ」みたいな感じでいいかな。これもただの松ぼっくり。

宇都宮:結構たくさんあるんですね。

大藪:これはストックで。この松ぼっくりはたぶん10年ものぐらい。ずーっと大事にジップロックの中に大きさ違いで入ってて。

宇都宮:これどこの松ぼっくりなんですか?

大藪:記憶にない。10年前だもん。名古屋かな?旦那さんと松ぼっくりが落ちてるところに「ちょっと止まって」って言ってそこで松ぼっくり拾った記憶が、たぶんその時のじゃないかなと思うんだけど。言われてみたら昔から拾っていたなって。これは左右のやつはちょっと塗装してあるのでシルバーになってるんですけど。

三木:塗装してあるんだ。

大藪:そうするとまたちょっと違ってて。自然のままもいいけど。

宇都宮:少し手を加えたんですか?

大藪:たまたまクリスマスか何かをしたかったのかな?それでちょっとやってみようと思ってスプレーかけて、それの使った残りを撮影した。これは木の皮で、白樺の皮もこうやって丸まってるとそれだけでちょっとかわいいな。

三木:いいですね。これは?

大藪:これはつるをただ丸めて、ただ無造作にバッて置いただけなんですけど。

宇都宮:こういうのがネイチャーコーミングっていう活動?

大藪:そうですね。

宇都宮:これは出来上がった作品だけじゃないっていうことなんですかね?

大藪:別に作品にしなくても…

宇都宮:素材を拾い集めることだけでも楽しいし。

大藪:拾い集めてお皿にただ置いとくとかでもいいと思うし、作品は後に残ってこうやって眺めるのもいいんだけど、その森の中で「わー!これすごい!」とか何かワクワクしたりドキドキしてたりするその行為がいい。

三木:ここの星山だったら海のコーミングと森のコーミング両方できるから。

大藪:海もすごい。私はあまり海に今までそこまで縁がないからあれなんだけど、興味はすごくあるから、海で拾い集めたらそれも楽しいなって。

宇都宮:あっという間に1日過ぎちゃうんじゃない?

大藪:あっという間に。ずーっと海を歩いてるので。

三木:そういう物をどんどんこれから…

宇都宮:それは作ったんですか?

大藪:これは作りました。この枝も長さが上から一番長いので下に行けば行くほど短い。これを自分で切って並べて、それをこの細いワイヤーで1個1個つなげて、そこに好きな物をくっつけて飾ってあるだけなんです。

三木:いいですね。ネイチャーコーミングっていうのはたぶんあまり今までない概念なので。

宇都宮:Googleで検索しても出てこなかった。ほとんどがビーチコーミングっていう言葉があったりして。

三木:それをどんどん世の中に広めていくっていう活動ですね?

大藪:地球全体で。

三木:これもかわいいですね。

大藪:お皿に乗っけて、みんな実のやつだけ乗っかったやつなんだけど、あとは色合いが地味だったからそれを足したんです。うちの近所の緑地公園を歩いてるとクルミの木がいっぱいあって、そこにクルミ自体を狙いにおじさん達がいっぱい集まってて、それを石でガンガン割って中身を取って、おじさん達その殻はそのままワーッっていっぱい捨ててあるんだけど、私はその殻を拾って(笑)。

宇都宮:目的が違うんですね。

大藪:そう。ちょうどいい感じでおじさん達が割ってくれてるから。

三木:あとはこれは?

大藪:ちょうどこれと同じかな?それをアップにして。よく見るとクルクルって丸まってるのが、木の皮を鉛筆を芯にしてこうやってクルクルって丸めてちょっとくせをつけて、パッと離すとそんな風にクルクルってなるのが面白くて。ただ木の皮だとつまんないけど、クルクルってやると何か面白いなって。そういう表情が出てたりとか。

三木:いいですね。これも部屋に飾ったりして?

大藪:そう。普段は家の部屋の中に飾ってあります。

三木:楽しそう。

大藪:やり出すとはまってしまって色々な物が家中に集まってくる。

宇都宮:ネイチャーコーミングって言葉が下りてきて妄想が広がってるんですかね?

大藪:はまり出すと本当色んな物が集まってきちゃうから、それをセーブしながら。

宇都宮:セーブしてるんですか?

大藪:色々集まり過ぎちゃうから。

三木:こういうネイチャーコーミングもできるめぐみフィールドにしていきたいという感じですね?

大藪:はい。それはサブな感じですけど、これもプログラムの1つとしてできればいいかなと思っています。

 

●めぐみフィールドとは?

 三木:めぐみフィールドを一言で言うとどんな感じになりますか?

大藪:私がめぐみフィールドを最初に考えてみんなに伝える時に「キーワードって何だろう?」って考えた時に私が思いついたのが、「風があなたを包む瞬間を知ってる?火の温かさが心の温かさになった瞬間を知ってる?森のエネルギーが自分のパワーになった瞬間を知ってる?そのすべてを感じた時、言葉にはできない幸せがある」っていうこの言葉が私の中ではすごくしっくりきて。これって“人らしい”っていうことにこだわりがあるんだなっていうことに最近気づいて。「あ、今私風に包まれてるな」とか、「やさしい風なんだな」とか、「火があったかいと段々優しい穏やかな気持ちになるんだな」とか、「森の中に入ると何か元気になる」とか、これって人だから感じられることで、人じゃなかったら他の動物だとそういう風には感じないことだなって。結局私は人らしいっていうことにこだわりを持っているんだなって。人っていうのはこういうのを感じた時に、言葉で「○○で、○○でね。だから私は幸せなんです」っていうのではなくて、本当の人の幸せっていうのは言葉にはできなくて、何か分かんないけど今のこの瞬間幸せだなって思えるっていう。これは人にしかできないことだから、これが私の中でのこれから先もずっとキーワードになっていくところかなって思っています。

宇都宮:表情には出ますよね。言葉じゃない言語表現ってあるじゃないですか?

大藪:表情にはたぶん…

宇都宮:でもそういうのが伝わりますよね。言葉は「幸せ」って言ってるけど、微妙な人もいる。

大藪:そう。言葉に出すと、特に周りに人がいてうまいこと言おうとかって思うと、それって段々変わってきちゃう。本当に「これを幸せ」って思ってたんだけど、人に説明しようと思ってかっこよく言おうとかしているうちにそれが変わってきてしまって、そっちに自分が寄っていってしまって、「あれ?」みたいな。

宇都宮:リセットが必要ですよね?そうなると。

大藪:そう。だから別に言葉に出す必要はないかなって。言葉に出せない何か分かんないんだけどっていう、この「何か分かんない」っていうのが一番大切かなって思ってるので、言葉にはできない幸せがあるっていうのが…

宇都宮:そういうのを実感してもらうための「めぐみフィールド」っていうこと?

大藪:そう。それを静かに原体験の中で感じてもらうっていう。そしたらきっと「何か言葉にはできないんだけど、幸せだな」って。別に何か高価な物があるわけでも何でもないんだけど。

宇都宮:落ちてる物ですもんね。そこにある物ですもんね。

大藪:人に話したら「えー?そう?」って思われるかもしれないけど、だから言葉に出す必要もなくて、自分で心の中で「幸せだな」って思うのが大切かなって思っています。

三木:いいですね。

 

●めぐみさんの考える「日本の○○の未来」に対する想いについて

 三木:めぐみさんの考える「○○の未来」っていうのがあって、○○は自分で入れてもらうんですけど。

大藪:さっき結構言っちゃったな。“人らしい”っていうことなんだっていうのは本当に最近気づいたので。

三木:それが必要ですよね。

大藪:せっかく地球に生まれたら、宇宙を知らないけれど、ひょっとしたらこの“人らしい”っていうのは地球人だけかもしれないし、宇宙人はそう思ってるのか分かんないけど、取りあえず地球人として“人らしい”っていうこと、これからたぶん…

三木:もっと求められていくと。

大藪:そう。例えば機械がやることだとか、そういうことって全然人らしくなくて、そういうのはどんどんAIとかIoTとか進んできて、そういうのはもうどんどん機械とかコンピュータとかロボットにやってもらって、そしたらこれからますます人らしくなれるんだなって。だとしたら、完璧を求めるのは機械だったりロボットに任せてればよくて、今まで人間って完璧を求められてる、「成績も優秀な人が素晴らしい」とか、「速く走れる、1番になれることが素晴らしい」とかって言われてたけど、完璧じゃないほうが人らしいし、「こいつしょうがねえな」とか「そんな失敗したんだ」っていうことにこそ価値がある。それをみんなで「そこに価値があるよね」っていうのがどんどん広がっていくような世界になれたら、きっと人らしくて幸せだろうなって、そんな世の中になったらいいなと思っています。

三木:「それを助けるのがめぐみフィールドです」と。

大藪:はい。なれたらいいなと。

宇都宮:あるがまま?

大藪:あるがままで。

三木:とてもご自身がワクワクしてる様子で。

宇都宮:たぶん表情に表れてると思います。

大藪:本当ですか?

三木:そうですね。本当に今日はどうもありがとうございました。

大藪:ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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