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第177回MMS(2019/2/21収録)「葉山の森や海を主なフィールドに子どもから大人まで世代・地域を越えたつながりを育む」前編 TIDE POOL 今村さん、むろきさん

●ご挨拶と出演者紹介

 三木:マインドフルマニファクチュアリングストリーミング第177回始まりました。本日はこの素晴らしい星山のゲルをお借りして、お二人に色々お話を伺っていきたいと思います。TIDE POOLの今村さんです。

今村:今村です。どうぞよろしくお願いします。

むろき:むろき優理です。

三木:寺子屋?

むろき:はい。色んなことをやっていますが、ラジオ寺子屋をやったり星山のお手伝いをしています。

三木:色々とバックグラウンドを伺っていきたいと思います。

(告知中に笑い転げてしまったMC)

今村:三木さんの笑いで緊張が解けてよかったです(笑)。

 

●enmonoとの出会いについて

三木:私と今村さんの最初の出会いっていうのがカマコンですか?

今村:カマコンでしたかね?材木座テラスでお会いしたのが最初かな?

三木:そうでしたっけ?その前にTIDE POOLのプレゼンをしてくれたんですよね?

今村:いやいや、僕カマコンに出たことないです。

むろき:私がカマコンに出たからかな。その記憶が混ざってるかもしれない。

今村:材木座テラスか、そこら辺の何かの会があって。

三木:鎌倉ギャザリングの。

今村:オフサイトミーティングのカマギャザ(鎌倉ギャザリング)のやつ、薄暗い中で宍戸さんが怪しげなDJをやりつつもみたいな、そこで初めてお会いした気がします。

三木:TIDE POOLの話は前から知っていて、何か面白いなって思って。その後で去年の春ぐらいに星山のほうにお邪魔したんです。

むろき:そうですね。春でした。すごい花がいっぱい咲いてて。

今村:花がもっしゃもっしゃしてるところで、「皆さん、どうしたらいいですか?」みたいなことを当時も聞いてたと思うんですけど。

三木:かなり開墾されてますよね。

今村:色んな意味で広がりが出てきました。空気も通るようになったし、本当に色んなものが変わりまして。

三木:むろきさんは初めてお会いしたのはカマコン?

むろき:カマコンかもしれないです。カマコンで私がプレゼンさせていただいた後に、富山だったり色んなところで。

三木:そうですよね。一緒に行きましたよね。結構3、4年は知ってますよね。

むろき:経ってますね。

 

●今村さんのバックグラウンドとTIDE POOLについて

三木:それぞれのバックグラウンドを簡単に。

宇都宮:どちらの生まれなんですか?

今村:僕は出身は埼玉県なんですが、東京に近いほうの埼玉です。

宇都宮:海がないところ。

今村:海なし県の埼玉県が出身で、大学はこの辺の関東学院大学っていう大学を卒業して、その辺からご縁がこの辺で結構あって、何だかんだで海の活動を学生の時から始めていて、ライフセービングという海で皆さん大丈夫かなって見る仕事に携わらせてもらって、それから海に感動を覚えて、それで子ども達もすごく好きだったので、海の感動とか海で得られる自分の感覚というものを子ども達にも伝えたいなっていうことがスタートで、海と子どもっていうテーマで仕事をしていきたいなと思って、それで葉山のほうに移住しまして。

宇都宮:若い頃にそういう?

今村:そうですね。もう20歳くらいの時からそういう風に思ってて。

むろき:オーストラリアにも行かれてましたよね。

今村:大学を卒業してからオーストラリアのほうに渡って、本場のライフセービングを学びたくて向こうで色々資格を取らせてもらいながら経験を積ませてもらって帰って来て、日本でそういう海の活動をやりたいなと思って。同じ島国なのにオーシャンカルチャーは全然違うので、そういうものも含めて何で日本ではこうなのかなとか色々と試行錯誤しながら、海を使った学童(保育)っていうものを今やってます。

 三木:TIDE POOLってどういう意味なんですか?

今村:TIDE POOL自体は海の岩場に海が満ちて引くと水たまりみたいなのができる。あれを潮だまりって日本で言うんですが、英語でTIDE POOLっていうんです。あの中には色んな生き物が実はいて、すごく多様性があって面白いんです。

宇都宮:いそぎんちゃくとかウミウシとか。

今村:そうです。お魚もいたりとかするし、色んな生き物がいる中で1つの世界ができあがっているっていうのがすごく好きで、あとは潮だまりって結構過酷な状況だったりするんですよ。

三木:塩分の濃度がどんどん上がったり?

今村:そうそう。あと日がずっと当たってると水温が上がっちゃったり、水が少ないと干上がっちゃったり、かなり環境的には厳しいところなんです。でもその中でまた生き抜いて、さらに潮が満ちると大海原に出るチャンスがあるっていう、それが僕はすごく好きで。

宇都宮:過酷さも好きなんですね。

今村:そうです。厳しい環境をどう生き抜くかみたいなところもあるので、その生き抜いた上でタイミングを見て大海原に出てやるみたいな想いがあってTIDE POOLっていう名前にしました。

宇都宮:ぬるいと飽きちゃうんですか?

今村:そうなんですよね。僕はぬるいとからいところへ行きたくなっちゃうタイプの人間みたいです。

宇都宮:塩辛さが必要なんですね。

今村:そうなんですよ。安心感を得るとそれをちょっと放棄してしまう癖があるタイプの人間です。ちょっと危ないんですけど(笑)。

三木:何で子ども達っていうところに関心があったんですか?

むろき:自分が子どもだから(笑)?

今村:海に潜った時に「うわっっ!!すっっごいキレイ!!最高だな!!これ!!」っていう感覚を一緒に共有したかった相手が子どもだったんです。

三木:なるほど。すごいシンプルな。

今村:めっちゃシンプルですよ。

宇都宮:大人はなかなか受け取ってくれないですか?

今村:でも僕海に関わりながら気がついたことがいくつかあって、子どもの感動と大人の感動のポイントは同じだっていうことが分かったんです。だから子どもが「うわーっ」って言ってることを大人も「うわーっ」って言うんですよ。

三木:大人は忘れちゃってるんですよね。だから子どもの心を取り戻すっていう我々のzenschoolは10歳の頃を思い出してもらってそれをビジネスにするっていうのをやっていて、だから子どもの頃っていうのが非常に重要なポイントです。

宇都宮:都会にいると忘れますよね。

今村:忘れちゃいますね。蓋しちゃいがちですよね。そういうものに対して恥ずかしいとかもそうだし、仕事場で「夕日がすごいキレイです」なんて言ったら「ちょっとお前さ…」みたいな雰囲気になっちゃったりする。「お前夕日見てる暇があったら打て」みたいなことを言われてしまいそうな雰囲気もあって。でも僕オーストラリアに行って、オーストラリアの人達と一緒に仕事をしてたのもあるんですけど、そういう時間がオーストラリアの人達ってあるんですよね。

三木:いいですね。

今村:夕日がキレイだと思うと「あ~いいよね。今日の夕日は」とか言って話ができるんです。そういう感覚ってすごく大切だと思って、子どもももちろんそうですけど、大人にも同じ感動ポイントがあるっていうのが分かってるので、大人のことも今までもずっとやってたので、そういうのを一緒に楽しんで。

三木:具体的にはどういう活動をされるんですか?

今村:TIDE POOL自体は子どもを中心に学童保育をやっているので、小学校の1年生から6年生までが放課後にそれぞれの学校が終わった後にうちに来て…

三木:自然体験?

今村:まさに自然体験をしてるんですが、もちろん星山も使ったりしますし、あとは海ですね。フィールドの広さってものすごい重要だと思ってるので、解放された空間で子ども達が思いっきり走ったり、叫んだり、転がったりっていうところが彼らの気持ちをフラットに1回させるっていうのがあるし。そうすると聞く耳を持てたりとか、1回落ち着いてリセットできたりするので、そういうことを意識して自然体験を通じて心の成長も含めて展開しているところなんです。

三木:最初入って来た子と色々時間経つと変わっていきますか?

今村:ものすごく変わりますよ。すごく自分というものをしっかり持ってる子がうちは多いかなと思うし。例えば月曜日は“かたち”っていうクラスで、先生が用意してきて造形をやったりするんですけど、子ども達は意外と「え~今日はこれやりたくない。これをやりたい」みたいな、そういう逆提案をすることが結構普通なんです。

三木:「それもいいですよ」みたいな。

今村:そうそう。だからそれも逆にダメではなくてうちはいいとしてますし、彼らが何をやりたいのかっていうことを大切にしてたりするので、だから狙ってたようなことができなかったりすることも多々あるし。

三木:すごいいいなと思ったのは馬に触る体験をできるんですね。乗ったりもできるんですか?

今村:最終的には乗ったりするんですけど、“馬学び”って言って読み方は“うまなび”って言うんですけど、馬と人間との信頼関係を築いていきたいっていうプログラムで、元々は本当はイルカでやりたかったんですけど、なかなか機会がなかったので、僕の中でイルカと馬って結構イコールな存在になってるので、馬が三浦のほうでご縁があって。

三木:馬学び(うまなび)はどんな学びが?

今村:馬学び(うまなび)は基本的に本当のリアルに大きな馬を相手にしているので、怖さとか自分の勇気を持って何かをやならきゃいけないような状況って必ず出てくるんです。大人はあまりそこはタッチしないで子ども達に任せてるところがあるんですけど、まずその怖さをどういう風に自分なりに勇気を持って克服していくのかっていうのがポイントと、それ以外に言葉が通じない相手に対して自分の想いをどういう風に伝えていくのかっていうことを大切にしています。その中でできてくる子ども達のチームで、例えばリーダーシップが出てきたりとか、それをサポートする係とか、そういう人間関係の移り変わりというものを僕は確認しながら、そういうので千葉大の教育学部と一緒にそれをやっています。

三木:いいですね。子どもだけでなく大人もぜひやってもらえるとね。

今村:そうですね。すごく面白いですよね。

むろき:今年はモンゴルにも行くんですよね?

今村:そうそう。今年モンゴルなんです。

むろき:7月の終わりから8月の頭にかけて。

三木:子ども達も連れて?

今村:子ども達も連れてモンゴルに。モンゴルの大平原を馬で走ろうと。

むろき:大人も行けますよ。

三木:大人も行けますよ。

 

●むろきさんのバックグラウンドについて

 三木:むろきさんはどの辺がピンと来て色々一緒にやるようになったんですか?

むろき:出会い的なことをお話すると、高田明子さん(NPO法人葉山環境文化デザイン集団)がやっていらっしゃる「葉山のビジョンの会」で、葉山って3万人ぐらいの小さな町なんですけど、住民がもっと良くしていく動きを作れないかっていうことで、毎年定期的に葉山の交通だったり食だったり色んなことをテーマを変えてシンポジウムをされていて、2016年が教育がテーマの年だったんです。そこで明子さんは私が今までラジオで寺子屋をやりながら日本をインタビューの縦断の旅とかをしているのをずっと応援してくださっていて、私が学び場を作りたいという想いを持って活動してたのを思い出してくださって、そのシンポジウムの司会を頼んでくださったんです。その時に5人の登壇者の方がいらっしゃって、TIDE POOLも含めて様々なユニークな学びの場をやってらっしゃる方々を登壇者としてお呼びしてっていうような会で、そこで初めて会いました。シンポジウムっていつも「良い話を聞いて良かったね」で終わるんですが、「実際に本当に作ってみようよ」っていう機運がその時高まっていて、シンポジウムの後も1、2ヵ月ぐらいはその時来られた方々が集まって「何か作ろう」っていう動きをしてたんですけど、皆さん忙しくて具体的に何かを作るところまではいかなかったんです。でもTIDE POOLのこの森という場を「ここをそういう場所にしていきたいね」っていうことになり、「星山で学び場を作ろう、実際に」っていうことで声がかかって。

三木:カマコンでプレゼンをした時はTIDE POOLの話でしたよね?

むろき:いや、カマコンに出た時はラジオ寺子屋です。2015年の時に出たので。カマコンでプレゼンさせていただいた時はラジオ寺子屋というプロジェクトを皆さんと一緒に作りたいと思ってプレゼンをして、その後ですね。

三木:そっか。曖昧な記憶が。共感して一緒に作っていきたいみたいな想いで?

むろき:そうですね。私がラジオ寺子屋というものをやってた時はインターネットラジオという形ですごい面白い講師の方々の講座が1ヵ月に14コマも聴けるっていう、それを配信しながらそれを聴いた人達が自分の身近なリアルな関係の中でその学んだことを実践してみることが起こってほしいなって思って、リアル寺子屋というのを47都道府県に作りたいっていうプレゼンをしたんです。そしてその場が緩やかにつながって、同じ意識を持った人達が何かあった時にはスッと手を差し伸べ合えるようなつながりがラジオというものでつながったらいいなっていうプロジェクトだったので、場を作っていただく人が増えることが目標だったんですが、そのプロジェクトは1人で頑張っちゃったもので、全国で12ヵ所にできて90人ぐらいの方が聴いてくださったんですけど、それ止まりだったんです。そういう体験を経て、実際に自分がやらないとダメかなと思って、場づくりを自分がやろうと思ってた時に、この星山という場所とつないでいただけたので、ここでそういう場を作りたいっていうことでした。

 

●星山プロジェクトについて

三木:ちょっと星山のことについて教えていただきたいです。今ここにゲルがありますけど、実はこの周りが素晴らしい山の空間で、ここをどういう経緯で見つけたのか?

今村:元々私自身が学校の公教育とは違うラインでの学び場をずっと作りたいなっていう想いがありまして、本当にゆりかごから墓場までみたいな気持ちがあるんですけど、その学びの場を作りたいなと思った時に、今ある場所だとキャパシティ的に問題が出てきてしまうので、どこか広い場所がないかなと。

三木:TIDE POOLのほうはここからちょっと離れてる?

今村:そうですね。本拠地はもう少し海側のほうで活動をしてるんですけど、そこだけでは限界があるんじゃないかと思っていて、そういう学校づくりのような場所を探して、「そういうことがしたい」っていうことをずっと言ってたんです。周りの人達にも「広い場所ないかな」って言ってたら、「今村さん、山があるんだけど」っていう声をかけていただいて。それで「そこがずっと手付かずだから見てみたら?」って言われて最初見に来たら、もっしゃもっしゃの竹やぶだらけの「えっ!?ここですか?」みたいな。

三木:それがいつ頃ですか?

今村:それが2年前ぐらいです。2017年の春ぐらいにそういうお話をいただいて、もう春前なのでわっさわっさで木々が元気いっぱいの時なので、「ここか~」と思って、ただ色々かき分けて行ったら意外と広場みたいな場所があったから、「じゃあここをキレイにしてみよう」ということで始まったプロジェクトです。

三木:開墾するのも大変だと。

今村:本当ですよ。

むろき:よくできたよね。でもある意味子ども心を持ってないとこれを切り開こうって思わなかったんじゃないかなと思う。「ちょっとこれは無理でしょ」って普通だったら思う。

三木:切り開いたのは何人かの仲間と一緒に?

今村:そうですね。その時にも色んな方が関わっていただいたんです。林業の方に携わっていただいたりとかしながら、多くのボランティアの方も携わっていただきながらこの場をキレイにしていきながら今の形になっています。

三木:開墾を始めて今日までどのぐらい?1年半ぐらい?

むろき:一昨年の10月の半ばなんですよ。だから1年と数ヵ月。

三木:やっぱりそれぐらいかかるんですね。

今村:かかりますね。しばらくはまた切っても出てきてたので、でも人が入るとそういう木々がちょっとおとなしくなったり、風が通るとちょっと嫌がられる生き物の蛇とか蜂とかもササッといなくなる雰囲気もあるし、そういうところに共存があったりするのかなっていう気がします。

三木:開墾するボランティアの方はどうやって集めたんですか?

今村:SNSで募集をかけて、あとはTIDE POOLのメンバーが親子で来たりとかすごく皆さん楽しんでやっていただいてるので。

むろき:焚火、おやつが楽しいんですよ。

今村:そうそう。あとは竹を切ったりとか、キレイに整備する目的でやってますけど、火を使ったりとかっていうのもそうですけど、なかなか今やれそうでできない。

三木:焚火とかできないですもんね。

今村:そうなんですよ。そういう意味では非常に貴重な場所なのかなと思います。

三木:こちらは限定的な場所で焚火をしてもいいっていう許可をもらってるんですか?

今村:町の条例で焚火はどこでも禁止になってるんですが、ただ教育目的での使用ということで今はさせていただいてます。子ども達に火の点け方とか、火ってどうなんだよっていうことも含めて教育的な価値をつけてやっています。

三木:私もこの間体験させていただいたんですけど、焚火は久々だなと思って。なかなかできないし、みんなで焚火を作りながら輪になって対話をしながら、ちょっと鳥とか焼き芋作ったりとかそういうのが楽しいですよね。

むろき:色んなものをみんな持って来てね。

三木:大人達も楽しいという。

今村:そうなんですよ。そういうのもすごく貴重な時間だなって思うし、火を囲むとこれも大人も子どもも一緒だなという印象なんですけど、勝手にその人の役割ができてきて、木を集めて入れる人とか、ファイアーキーパーがいて、資材を持ってくる人がいて、その上に料理をキープする人がいて。

三木:そうそう。この間もそんな感じでした。

今村:それも子どもも大人も一緒で、焚火というツールってすごいなって改めて実感しました。

三木:この間は山下悠一君(https://zenmono.jp/story/363)が焚火ナイトとかいう結構良い感じのFacebookページを作ってくれてね。

むろき:そうなんですよ。一緒にやっているので協力してくださって。

今村:Takibiギャザリング

三木:山下君も結構ここには頻繁に?

今村:そうなんですよ。やっと来ていただきまして、すごく楽しんでいつも山を感じながら歩いてインスピレーションを受けて帰りますね。

むろき:山下さんが手掛けられてるHuman Potential Lab(ヒューマンポテンシャルラボ)っていうのが人の意識の変容を起していくバックアップをしたいというような会社なので、意識の変容っていうところが共通のキーワードだったりもするのかなと思っていて、この場所でもそういうことが起こるような色んなこともやっていきたいっていう共通点で一緒にやらせていただいています。

三木:そうなんです。我々も意識の変容なんです。ポイントは。

今村:ポイントは意識の変容ですよ。本当にそうですね。

三木:そのためにはたぶん自然という日頃触れてないものにちょっと触れることで変わりやすくなるというか、可能性を非常に感じていて我々もこちらのほうで焚火と対話会をさせていただきたいなと。

今村:自然の中に入るってたぶん日常の中ではなかなかない時間なので、自然の中の海だったり山だったり結構頻繁に行っている人達っていうのはそういう感覚を自然とやってるんですよね。だから瞑想的なところだったりとか、自分の意識を1回リセットしたりするっていうことがたぶん自然とそういう人達はできてるんでしょうね。なかなかそれが日常的にできないというところもあるし。

宇都宮:町中には公園とかあるじゃないですか。あれとは違うんですか?

今村:自然の中の感覚を知っていればそういうところでもできると思います。

宇都宮:知っていると呼び起せるという。知らなければそれが…

三木:原体験がないと呼び起せないですよね。だからその原体験をここで作ってもらう。

今村:そうですね。

宇都宮:子どもの頃に原体験があると大人になっても思い出せますけど、そうじゃないとなかなか。

 むろき:大事にしたいと思っていることの1つに、例えばキャンプとかアウトドアのレジャーとかアクティビティって皆さん好きな方たくさんいらっしゃると思うし、体験を提供している場所って本当にたくさんあると思うんです。個人的にもできるし。だけどただ体験をして「あ~楽しかったね」っていうのも良いけど、そこで実際に感じたものが一体何だったのかなっていうところとか、体験を体験で終わらせなくて、自分達の次の新しい選択とかそういうものに結びついていくような落とし込みっていうのを大事にしたいなと思っているので、そういう投げかけをしてみたり、引き出しをしてみたりっていうことがこの場所ではたぶんこれからたくさん起こっていくんだろうなと思って。

宇都宮:どういう違いがあるんですか?体験するのを提供するのと、その後の引き出しとかフィードバックするというものの違いは?

むろき:それはちょっとしたメソッドを使うこともあるんですけど、例えば個人的にキャンプに行って色んな発見をしたり、感動したり、それは体験ですよね。それを今感じたことって一体何なんだろうねっていうことを誰かが投げかけてくれて、それについてちょっと考えてみたりすると…

宇都宮:対話が発生するような感じになってフィードバックがあるっていうことですね。

むろき:そうですね。さらにそれの手触りが漠然とした感覚だったのものが、「これって自分が大切にしてるこれと結びついてるからここに自分は感動したのかな」とか、この時にこの人間関係の中でちょっと嫌だなと思った。でもそれは何か投げかけがなければそれはもやっとしたまま日常にまた戻ってしまう。でもそれが「何だったの?」「どういうことかな?」っていうことを掘り下げていくと、「自分が大切にしたかったものが叶えられなかったからあの時こういう気持ちになったんだ」っていうことがちゃんと掴めたりして、そして日常で同じようなことが起きた時に、ちゃんとそれを伝えられる自分になることもできるし、たくさん体験の種は日常の中に溢れてるんだけど、それをもっと深い体験にしていくっていうことはサポートがあるとないとではすごく深まりが変わるから、そういうことがこの場所で色んなことが起きていくと思う。

三木:我々のzenschoolの卒業生のめぐちゃん(大藪めぐみさん)がこちらに来て色々と体験して、彼女も原体験があってそれを一生懸命子どもだけじゃなくて大人にも伝えようと考えてるんだけど、なかなか良い場所がないって悩んでて、「星山に行ってみたら?」って言って来たら、どハマりして。

むろき:愛知から通ってくださってるんですよね。

三木:初めて来た時どんな感じでした?彼女は。

今村:もう感動しっぱなしっていうか、「わ~~!すご~~い!」みたいな、ワクワク、キラキラ、パーンみたいなそういう感じで。

むろき:たぶんこの場にすごく興味を持ってくださったことプラスこの人間関係、何でも思ったことが言えたりとか、サポートし合えたりっていうこの相性もすごくあって、何度も来てくださるようになってるのかなと思って。

今村:コミュニケーションも今よく取らせてもらってるし。

三木:彼女のプログラムをここでやりたいみたいな話も出たり。

むろき:4月に第1回目が。

今村:やってみようと思って。

三木:我々の焚火会(https://www.facebook.com/events/294817681199285/)もお手伝いいただくということで。

今村:本当楽しみにしています。

後編に続きます。

今村直樹さん
https://www.facebook.com/imamura.tidepool

むろき優理さん
https://www.facebook.com/yuri.anoano

WEBSITE
http://www.hoshiyama.org/

 
 

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