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第176回MMS(2019/2/2収録)「50歳過ぎて起業してうまく行かず、転職して週末だけ葉山で自分の基地生活を楽しむライフスタイルを確立」後編 コーヒーレンジャー 小野勝秋さん

前編からの続きです。

●漫画図書館の紹介と現地見学

三木:せっかくこちらお邪魔してるので、漫画図書館を拝見させていただきたいと思います。

<漫画図書館の現地見学>

                      三木:重厚な扉を開けて。すごいですね。良い感じで。お邪魔します。

小野:こういうファンシーグッズを制作してるクリエーター。

三木:すごいね。

宇都宮:クリエーターさんが多いんですかね?

小野:そうですね。ここもまだ変えたばっかり。

三木:すごい漫画がぎっちりとありますね。コーヒーの匂いがつく漫画ですね。いいですね。『今日の1冊』。

小野:これはお気に入りの会員の人達が…。

三木:なるほど。『今日のコーヒーは』みたいな感じですか?

小野:『今日のコーヒー』。葉山ファクトリーブレンドっていうのが僕のオリジナルのコーヒー。

三木:いいですね。子供も利用者いるんですか?結構大人が多いのかな。

小野:小学生以下は無料なんです。

三木:どんな方々が利用されるんですか?クリエーターさんとか?

小野:そうですね。ここで改装を一緒にやった人達とか、あとはこの近所の主婦の方ですね。

三木:結構葉山って自由人が多いですよね。クリエーターさんとか。

小野:そうですね。葉山は多いですよね。色んなイベントも結構多いですもんね。毎週のように何かやっていますよね。

三木:中を拝見します。

小野:こっちはコーヒーの焙煎をやってる。

三木:『珈琲さんの漫画図書館』。

宇都宮:ここが居場所なんですね。こじんまりとした閉鎖空間。

小野:ここは基本的にコーヒーを僕が焙煎するのをメインにやっています。

宇都宮:すごいコーヒーの香りが。

小野:これが焙煎機今2台置いてます。

三木:すごい。焙煎機ってこういうのなんだ。

小野:電気でやって熱風を出して、この中に豆を入れてクルクル回転していくみたいな。

宇都宮:ダクト工事もしてますね。隙間ふさいだほうがいいんじゃないですか?

小野:結構寒い(笑)。

三木:これが生の豆?

小野:はい。これが生の豆。これが焙煎済みの(豆)。袋詰めにして、これを箱に入れて発送するという。

宇都宮:シンプルな素っ気ない感じの。

小野:これが人気のカフェインレスコーヒーです。

三木:いいですね。おもろいわ。『めぞん一刻』。懐かしい。

小野:ここは割と僕でも分かる昭和の漫画。

                                                                  小野:隣が漫画図書館の会員だけが入れる会員専用ルーム。

三木:漫画に囲まれる。

宇都宮:囲まれてますね。すごい。こたつも入って。もうヤバいですね。こたつがあると冬場はもう…

小野:そうなんですよ。ここでくつろぎながら。

宇都宮:寝落ちして朝までみたいな。

小野:そういう場合もある。

三木:営業時間はあるんですか?

小野:平日はアルバイトの人がやるので11時から夕方4時までです。土日は僕がやってるのでいる間は開けてます。お客さんがいれば何時でも。

宇都宮:でも10人は入れないですね。4人ですよね。コーヒーも出るんですか?

小野:コーヒーは隣でセルフでも入れられるので。割と新しい本はこっちのほうにびっしり入ってます。

三木:『バクマン。』

小野:『バクマン。』知らない(笑)。最近のは…

宇都宮:図書館の司書さんはよく知ってないと。

三木:会員しか番号を知らない。

小野:会員専用ルーム。

三木:専用ルーム。素晴らしい。

小野:月1,000円で好きなだけ使えるという。

宇都宮:もう各部屋も今貸し出しされてる?

小野:まだ1部屋空いてるので。ここはこれから入居希望があれば。改装を自由に。

宇都宮:扉もないもんね。

小野:そうです。扉も自由に。この部屋は廃材で扉を2つ重ねてつなぎ合わせて、自分でこうやって好きなように作って。その辺が楽しくて。

三木:素晴らしい。

小野:自分で作るのでこの辺隙間があったりして、そこがまた良い。

三木:これは雨とかきたらどうなりますか?

小野:たまに雨漏りするのは何ヵ所かあります。廊下は。部屋のほうは大丈夫ですけどね。ここは天井の板が取れちゃったので、むき出しになってる感じです。

三木:寒いですよね。

小野:そうですね。断熱が。

三木:居場所を見つけられた感じですね?ついに。

小野:そうですね。

三木:コーヒーレンジャー。お家は今どこですか?

小野:ここから歩いて10分ぐらい。

三木:引っ越したんだ。色々なことがあって。

小野:はい。色んなことがあって。ちょうど1年前の2月。

三木:どうですか?葉山に住んでみて。

小野:葉山は良いですね。静かですね。通勤が大変になりましたけど。今東京駅丸の内まで毎日通ってます。

宇都宮:横須賀線1本じゃん。

小野:そうです。1本だから座って行けるから。

宇都宮:逗子からだったら始発座って行ける。

三木:電車の中で本を読んだり?

小野:電車の中で本を読む時間もなく。コーヒーのメルカリでこうやって出品してるっていう。

宇都宮:商売人ですね。スマホで仕事ができる。

小野:スマホで注文受けられるってすごいなって。

宇都宮:メッセージもすぐ送れるしね。

小野:そうです。便利だなって。

宇都宮:時代ですよね。

小野:本当にありがたい。

宇都宮:週末はだいたいここに?

小野:もうほとんどここです。土日は。夜もほとんどここです。

三木:戻って来ました。ご案内ありがとうございました。

 

●長年勤めた会社を辞めてからの心の変化

 三木:ちょっとお伺いしたいのが、5年前は普通のサラリーマンをされていて、そして1回会社を離れ、紆余曲折を経てここに至る。多くの50代のサラリーマンが同じように「あれ?俺の人生これで良かったんだっけ?」みたいな方が増えてると思うので。

宇都宮:急に気づきますよね。がむしゃらにやってきたのが良かったのかなみたいな。

三木:そういう方に参考になるお話を伺えればなと思うんですが、5年かかってここまでトランスフォーム=自己変容されてきて、変わる前と今で比べるとどういうところが自分が心の変化があったのかなみたいな。

小野:そういう意味では辞めちゃったこと自体は今になってみればしょうがないっていうのはあったんですけど、収入源がなくなると気持ちがダメなんです。不安だけが先に立っちゃうから、焦りとかそういうマイナスのことばかりが頭の中に出てきちゃうので、恐怖とかが出てくると逆に自分の好きなこと、楽しいことをやろうっていう気持ちが萎えてきちゃうっていうか、小さくなっていっちゃうんです。それに後で気づいたっていうのが正解だと思うんですけど、僕はサラリーマンに復帰しました。前の役員やってた会社で一般社員として復帰したんですけど、それもいいかなと思って。社長にお願いしたら「何でもやるんだったらいいよ」っていう感じだったので、それで復帰して。

宇都宮:喧嘩別れしなければ良かったんですよね。良い感じで辞めれば。

小野:そこである程度安定的な収入が得られたので、そこからのほうが割と色々できるようになってきたことに気づいて、当然時間的な制約は出ちゃいますけど、その限られた時間の中で思いっ切りやることのほうがもしかしたらいいかもしれないです。

三木:これをご覧になっているもやもやされているサラリーマンの方も今の仕事は辞めないで、ある程度仕事の分量を落とせるのであればそういうモードにした上で、時間を作って自分の好きなことに着手する。

宇都宮:小野さんは辞める前もサラリーマンだったわけじゃないですか?安定的な収入もあって生活が安定してて、今と同じく祝日もあったわけでしょ?その時と今と条件で見れば変わらないじゃないですか。逆にむしろ給料が減ってるわけじゃないですか。その比較は何かあります?

小野:生活っていうか物の考え方も変わってきて、色んな物を買う喜びとか所有する喜びみたいなのが昔はあったと思うんですけど、車とか洋服とか鞄とかそういうところには全く興味がなくなって、それよりも…

三木:作る?生み出す?

小野:作ったりとかみんなで何かやろうとかそういうほうに気持ち的には変わってきました。

宇都宮:でもオシャレじゃないですか。

小野:これもものすごい安い手ぬぐいで、スカーフじゃなくて手ぬぐいでいいんですよ。これ手を洗った時にここでふけたりとか、よだれをふけたりとか。

宇都宮:マフラーじゃないんだ(笑)。

小野:手ぬぐいなのですごく機能的だったり。

宇都宮:でも柄があると違いますよね。

小野:こういう作務衣なんかもなくディスカウントショップで買ってきたりとか、帽子もこれ500円なんですけど。

宇都宮:足元も地下足袋で。

小野:仲間に作ってもらって。

三木:無ければ生み出せばいいみたいな。

小野:はい。

宇都宮:買うわけじゃなくても別に生み出せばいいみたいな。実際部屋もDIYしてますもんね。

小野:そうですね。

 

●葉山ファクトリーの今後について

小野:僕の今の想いっていうかこうなればいいなと思ってるのは、ここの葉山ファクトリーっていう場所はみんなで色んなものがシェアできる空間。だから究極に言うとお金がなくてもここに来れば生きていけるよみたいな、コーヒーとか食べ物あるし…

宇都宮:食堂もありますもんね。キッチンも立派だから。

小野:そうですね。自分で自分のものを買うんじゃなくて、みんなでシェアすればいい。ここの中でそういうことができれば面白いなと思ってるんです。

宇都宮:電気も作ればいいし。

小野:そうです。それぞれ色んなスキルの人がいるから、それぞれのスキル自体をシェアし合うことができると面白いなと思ってて。

三木:人間関係もかなり変わったと思うんですが、会社の時はどういう人間関係…?

小野:当時は週末といえばゴルフに行ったりとか。

宇都宮:それは何のゴルフなんですか?

小野:お付き合いとかがほとんどでした。それはそれで悪いとは思わないですけど、そうではない人達と付き合っていく中で、本当に心から楽しめるっていうのは感じました。

三木:今心から楽しんでる感じなんですか?

 小野:そうですね。別に誰に気を遣うわけでもなく、自分達の好きなことをやっていく中で、みんなで何かやろうっていうよりも自分のやりたいことをみんなやればいいんじゃないのっていう感じ。そこに面白いと思ったことに周りが絡んでいくようなスタイルが良いなっていう感じです。何かに強制されるとか気を遣うわけでもなく、そんな関係性が非常に心地良いっていう感じです。

宇都宮:表情が違いますもんね。

三木:こちらでお付き合いというか仲間になった人達はどういう人達が?

小野:色んな人がいますよ。基本的にはそれぞれの仕事を持ってるし、家庭も持ってるし、その中で空いた時間ここに来て色々物を作ったりとか。

三木:サラリーマンの人もいるし…

小野:主婦の人もいますし。

三木:主婦とか、あとはどういう人ですか?

小野:あとは自分で自営している人とかですね。アフリカの布を使った洋服作ってる人もいたりして。

三木:クリエーターみたいな。

小野:そうですね。あとはデザイン家具を作ってる方とか、最近はアイスクリームを作る方がやって来たんです。葉山アイスという、葉山のふるさと納税返礼品にも選ばれてるような。

宇都宮:おいしそう。

小野:おいしいですね。葉山の棚田で作った稲を原料にしてるアイスらしいんです。

宇都宮:米?

小野:米で甘酒みたいなのを作る過程を経てアイスクリームにするらしいんです。

宇都宮:夏場販売してる感じ?

小野:ずっと年中販売してます。今道の駅でも売ってますし。

三木:すぐ近くですね。道の駅が。道の駅があると人がこっちのほうに来るんじゃないですか?

小野:そうですね。週末なんか道の駅が結構混んでるので、そういう人がここに来てくれるようにしたいなと思ってるんですけど、まだ認知度が低くて、何かあるようだみたいな分かりにくいっていう点もあるんです。その辺が今後の課題です。

三木:ぜひ(道の駅)葉山ステーションに来られた方は、ここにこんな素晴らしい場所がありますので。この場所はどういうことで使えるんですか?

小野:ここはカフェ営業している時はカフェとして使えるんですけど、元々はシェアキッチンっていう形で、色んなそういった食に関することでそれを仕事にしていきたいっていうよりも副業みたいな形でやってる人が多いんですけど、そういう人達が共有して使える場所ということです。

宇都宮:週末営業みたいな?

小野:そうですね。空いた時間はスペースレンタルも始めましたので。

宇都宮:スペースマーケットで借りられる。

小野:イベントやったりとか。

三木:時間いくらぐらいですか?

小野:今2,000円ですね。安いです。Wi-Fiもあるし、スクリーンもあるので。

三木:いいですね。食器とかも使ってもいいんですか?

小野:どうぞ使っていいです。

宇都宮:漫画も読めるし。

小野:漫画も読める。コーヒーもよければ。

三木:ここでzenschoolやってもいいですか?

小野:いいかもしれないですね。

三木:ありがとうございます。今日は小野さんのトランスフォーメーション(変容)を見ることができました。一時は結構ハラハラドキドキ心配していたんですが、ようやく前以上の素晴らしい笑顔になられて。

宇都宮:(ライフ)スタイルが決まった感じですよね。

小野:そうですね。

三木:落ち着いた感じで。人生100年時代ですから、100歳まで生きると50はまだ半ばですから、色んな人生が次の50年を送るためにも…

宇都宮:小野先輩に話を聞きたい方はぜひこちらへ。

三木:いくつもの仕事を変えながら自分の人生を作っていくっていうのが100年時代ですので、ぜひそういった塾をやってもいいんじゃないですか?中高年のためのトランスフォーメーション塾。

小野:50歳からの生き方みたいな。

三木:ここでやればいい。いっぱい来るよ。ジェットコースター人生の話を聞いて、ワークショップをやって、みんなでここでご飯を作って食べるみたいな。

小野:いいかもしれないですね。

宇都宮:昔の同僚とか昔の知り合いとか…

三木:わらわら来ますよ。これから伸び盛りのマーケットですから。

宇都宮:不安が増えていく年代ですよね。子供の手が離れてとか、奥さんも自由を謳歌し始めてとか、旦那さんだけは孤独を感じてお酒に行っちゃうみたいな。

三木:今日はありがとうございました。

小野:ありがとうございました。

小野勝秋さん
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