NEWガイアの夜明けで紹介された、クラウドファンディングを活用して新規事業を立ち上げるためのスクール「zenschool(ゼンスクール)」 22期新規募集(残席1名)

第175回MMS(2019/1/17収録)「アスレティックトレーナーとしての身体のケアから発展して、心のケアまで手がけるウェルネスデザイナー」後編 Aligne(アライン)一原克裕さん

前編からの続きです。

●現在の事業紹介

 三木:帰国後どのような経緯を踏まれて今のお仕事に移られたのかを聞いていきたいと思います。

宇都宮:仕事探しは?

一原:1つのチームに帯同して年間を通してそこの選手に何かできることをするっていうのが今までの仕事だったんですが、帰国した後はNPOのスポーツセーフティージャパンという活動をしたいのと同時に、チームにべったり付いて仕事をするっていうスタイル以外のことをしようと決めていたので、自分は何ができるのかっていうのでパーソナルトレーニング事業を始めたり、まだどこかの会社にお世話になって社員という形でトレーニングサポートを提供することを最初の1年ぐらいは、やってた感じです。

三木:一般の企業?

一原:はい。企業というかトレーナー派遣で。募集しているところにも整形外科で働かせていただいたりとか、週何回どれぐらいみたいな形でそれを2つ3つやるっていうのが最初の1年間のフェーズだったんです。

宇都宮:それは千葉県ですか?

一原:いや、東京都内中心です。でもスポーツ現場でやってきたからこそ自分が受けてきた教育が一番出せたっていうのがこれまであったので、なかなか病院の中だとかパーソナルトレーニングっていうところはゼロベースから全部自分で考えてやらなくちゃいけないと。そこで自分でやり始めて必ずしもこれは自分じゃなくてもできる人はたくさんいるし、これまでの経験で考えるとあまり生かしきれてないっていうのが1年ずっともやもやしながらやってきていて、2年目から健康経営事業っていうのをやり始めたんですが、それと海外のスポーツ留学事業っていうそれぞれパートナー企業と一緒に組んでやらせていただいてるんです。一応事業としては4C事業と言ってるんですが、メインはCHALLENGEっていう海外スポーツ留学事業と、あとはCONSULTINGは健康経営の企業さんの従業員の健康管理をどうするかっていうところのコンサル業です。今までやってきたことをそのまま出すっていう意味ではこっちのCONDITIONINGでジムで一般の方とかプロのアスリートにパーソナルトレーニングを提供したりとか、今大学のスポーツも見てるので、大学スポーツのチームのサポートをするっていう主にこの3つの事業でやっています。

三木:CRIATIVEってどういう?

一原:CRIATIVEはホームページとかトレーナーでも自分を集客でマーケティングしていかなくちゃいけない人がたくさんいるんですが、そういった方へのホームページ制作とか宣材写真とか色々メディアのほうでのサポートもやっています。

三木:最近は健康経営みたいな言葉が出てきたりとかしてますが、一般企業向けに何か健康経営のアドバイスとかもされようとしている?

一原:そうですね。今いくつかの企業と健康経営事業に関して行っているんですが、今株式会社コードブックとパートナーとして健康経営の事業を一緒にやらせていただいていて、コードブック側は元々メインでITコンサルをやられている方がいらっしゃるので、そういった企業の中で健康経営事業をどうやって進めていくかはその方がデザインをされて、僕のほうはどちらかと言うと専門家で、中でどういったプログラムをやって、どういった効果測定をやっていかなくちゃいけないのかっていうところのコンバイン型みたいな形で企業のサポートをすることが多いです。今サービスプロバイダーって言われる「アプリも作ってます」とか、「もうフィットネスプログラム、このパッケージで持ってますよ」っていう企業は5万とあるので、僕達は企業にお伺いして、その企業さんが持たれている問題だとか解決したいことと、あとは5万とあるコンテンツの中からどれだったら御社に一番フィットするのかっていうのを間に入って少しアドバイスすることが最近は多くなっています。

 三木:一般企業の話もzenschoolの中で色々出ましたが、今の日本企業が抱えてらっしゃる大きな課題、一般的にどんなことがあるんですか?

一原:健康経営っていうところでは今様々な企業がすごい取り組まれていて、すごく熱心なところはもう従業員がお仕事されるオフィス環境から全部再設計してしまおうっていうので…

三木:オフィスの内装とか?

一原:内装とか人がどうやって動くかとか、どうコミュニケーションが取れるかとか、そういったところからアプローチされてるところもありますし、あとはやはりメンタル的な問題のほうが…

三木:メンタルがかなり多い。

一原:顕在化しているところも多いので、ストレスチェックが義務化されたりだとか、そういったことは国からも整備が進んできているんですが、なかなかそこに対するソリューションというか、「じゃあ検査で何か出た場合にどうやったら解決していけるんだろう」みたいなところがまだまだどこも色々トライをしながら「何がいいんだろう」ってやっているのが今の段階だと思うんです。

三木:一般的な企業でメンタルヘルスカウンセラーみたいな方がいる部屋とか場所はあるけど、なかなかそこに人が来ない。

一原:そうですね。産業医の先生とか色々な受け皿としては一応企業さんは持たれていて、あとストレスマネージメントセミナーとか色々やってるんですが、まずそこに行きづらい。行った時点で「私ストレス抱えてるから行ってる」って見られてしまうとか…

三木:会社の雰囲気とか制度を変えていかないと。

一原:会社はある程度そちらをオープンに積極的に介入していかないとなかなか難しいなっていうのがあって。

宇都宮:日本はカウンセリングとかもないですもんね。

一原:そうですね。カウンセリングもどういった人に聞いてもらうかっていうのがすごく大事だと思うので、「カウンセラーです」って言っているところにいきなり行けるかっていうと、どちらかと言うとお友達とかよく分かってくれてる知り合いとかに話すのがカウンセラーの代わりになっているような形が日常の中では多いのかなっていうところで、僕達はスポーツ現場で身体のケアをずっとやってきて、同様にメンタル面のモチベーションをどう上げるかとかもやってきたので、どちらかと言うと身体からアプローチするほうが色々と引き出しがあります。まず健康になるために運動をしなくちゃいけないっていうことはみんな言われていて分かっていることなんですが、いきなりモリを持ってガツガツやるのをみんなができるかっていうとなかなかできないです。企業側もそういうのを少しやりたいと思っていても、サービスプロバイダー側が意外とガツガツ系のパッケージばかりだったりするとなかなかそこが合致しないっていう…

三木:ガツガツ系のパッケージ(笑)。

一原:ちょっとやってみたい、もしくは20分、30分でスッキリするくらいのものからでいいからやってみたいっていうところに対してパッケージを作って、女性だったらスカートで普通に仕事をされてる格好でフラッとお昼休みに来て、20分、30分そこの場で身体を動かして、午後またスッキリした状態でいきましょうみたいなのを最初やり始めたところ、ニーズがすごくあるっていう…

三木:ちょっと軽い運動?

一原:はい。「こういうのをやりたかったんだけど、どこでやればいいかも分からない」「1人でやるとなかなか続かない」っていうので、意外とそこに興味を持った方が同じ部署の中の他の方を引き連れてファンになって毎回来ていただくっていう流れができ始めて。

三木:どんな運動なんですか?具体的には。

一原:具体的には20分ぐらいでその都度トピックを変えて、例えば女性限定で冷え性がものすごくひどかったり血行が悪い方にホットストレッチみたいな感じで身体がポカポカするようなゆっくりストレッチをする回もあれば、男性も加えてもう少しスクワットだとかアクティブに身体を動かして、翌日多少筋肉痛がきたとしても少しそういった機会を作りましょうっていうのでいくつかトピック別にやらせていただいて、1つの企業では「その後にスムージーを無料でプレゼントします」とかも付けたりして、そうすると朝もちょっと早めに出てこられて、働く前の20分でもちょっとお得感と身体がスッキリした状態で1日をスタートできるっていうので、案外それは継続できたかな。

 

●zenschoolで生まれたウェルネスデザイナーというコンセプト

 三木:そういう色々経験を積みながら、zenschoolで出てきたコンセプトがウェルネスデザイナー。

一原:ウェルネスデザインみたいなところを、今言っていた色んなコンテンツがある中で、その人それぞれに必要なものが違うのが大前提っていうのがすごく僕は今まで一人ひとりを見る中で思っていて、全員がウォーキングをして歩けば同じぐらいベネフィットがあるかっていうと決してそうではないと思っているので、それをどうにか形に今後はできないかなっていうのが今やりたいことの1つです。

三木:ウェルネスデザイナーとしてはフィジカルな運動の提供をすると同時に、メンタル面とか栄養面とかトータルで…

一原:そうですね。できたら各スペシャリスト、メンタルのところの先生がいて、栄養だと食事の栄養士の方がいて、それぞれ違うアプローチができる方がつながって、そのもう1歩前の段階で、何か分からないんだけど調子が悪いっていうところをカウンセラーのトレーナー版みたいな感じで…

三木:病院だと3分しか話ができないから。「はい、じゃあ薬出しておきますから」じゃなくて。

一原:それをもう少し深掘りをして、それが身体のことであれば僕はそのまま何かを提供することはできますし。

宇都宮:医療行為ではないんですよね?

一原:医療行為ではないです。逆に医療行為が必要であった場合にはその専門家にしっかりと紹介して行っていただく、いわゆるレッドフラッグと言われるようなこれはもう明らかに何かの病気のサインを出しているとか行き過ぎている場合には必ず病院に行っていただくっていうようなところもできたら作りたいです。

宇都宮:でも自覚してない場合がありますよね。

一原:そうですね。特にメンタル面に関しては本人が一番たぶんそれを分かってなくて、周りがすごい同じぐらいのモチベーションでやっていたりとか、すごいストレスが高い仕事環境の中でずっと頑張ってこられた方とかは、意外とその空間にいると当たり前になっているので、もう本当に疲れ切ってしまっている状態で初めて気づくっていう。僕の周りにも30代半ばぐらいである程度実績も積んできて責任も持てるっていう年齢になってきた仲間が案外そういう形で一線を退いてるケースが最近すごく多いので、それを言う場所とかあとはそういうことが起こる可能性がありますよっていうこと自体をなかなか気づけないので、どうやったらそういったことが早めに分かるんだろうっていうのが1つ今…

宇都宮:病気になる前に気づくといいんですけどね。

 

●身体と心とイノベーションについて

 三木:日本企業の大きな課題は特に産業面ではイノベーションなんですが、幸福感があって安心、安全な環境がないと良いアイデアってなかなか出ないですよね。そういう意味でストレスもメンタルも見ながら安心、安全な環境を作っていくっていうのはすごい重要で、イノベーションの観点から見てもこれからやっていこうというところが非常に意味があるかなと思っています。どうですか?イノベーションと心と身体のそういうバランスというか…

一原:心と身体はすごくそういった事業をやる中で色々関連のサービスをやられていたりとか、大学でそういった研究をされてる方とも話す中で…

三木:そういえば慶応大学のプロジェクトに参加されてるんですよね?

一原:年に1回スポーツX(http://sportsx.info/)っていうのをやられていて、そこにスピーカーという形で過去2年は安全面に関してのことと、あとはヘルスツーリズムみたいなところの話をさせていただいたんです。大学の研究の中で出てる話で、喫煙をしたりだとかお酒を飲んだりだとかそういった方よりも亡くなってしまうリスクが高いのはつながりがない方、お見舞いに1人も来てくれない方なのか、1人、2人毎回来てくれる方なのかで生存率が全然変わってくるっていうデータが出ているんです。もちろんお酒をものすごい飲んだり、タバコをものすごい吸ったり、それは体に悪いことではあるんですが、それ以上に人とのつながりがあるかどうかっていうのがものすごく影響があるっていうのが論文でも出ていて。社会的につながっているとか、誰かとつながっているみたいなところがすごくそこに影響があるのがもう分かってるので、そういった意味でzenschoolに行って対話をしてどうするかとか、本当に自分のやりたいことを突き詰めていくみたいなアプローチが僕はそこともつながっているんじゃないかっていう。だから何か身体の検査をしてこの数値が悪いからこれをやろうっていうだけのことをやってても、今後難しいんじゃないかな。

三木:関係性とか対話とか…

宇都宮:対話できる場づくりもできてこないと、安心、安全じゃないと対話にならない。議論とかできるっていう感じじゃない。そこの違いがなかなか日本の企業にいらっしゃると気づけないですよね。安心、安全が足りないですよね。

一原:引き出す側というかそういった環境を作る側の方がどれぐらいいるかにもよるとは思うので、会社によってはそういうのをすごく注力されてオープンにっていう場所もあると思うんです。今会社としても「その辺をケアしてますよ」っていうのが新入社員を採る上でも1つのブランディングにもなるので、その必要性をどこまで感じているかは別にしても、社会がそういう方向に行っているのでやらなくちゃいけないっていうところはたくさん出てきてるんです。

宇都宮:人口が減ってきてますしね。新入社員も。

一原:そうですね。でもいざ何をやったらいいんだろうっていうところはまだどこも模索している段階で、それは僕達も何が提供できるんだろうっていうのは同じなので。

宇都宮:健康経営っていう言葉はあるけど明確な何かあるんですか?

一原:生産性を向上させるみたいなところが健康経営の先の投資として…

宇都宮:生産性の向上なんですか?

一原:そうなんですよ。でも「ROI(Return On Investment)を出しましょう」っていった時に、すごく難しいのは運動をして健康になったらそれが仕事の生産性にどれぐらいインパクトがあったかっていうのを出すのがすごい難しいんです。色んな要因があるので。

宇都宮:それは投資できないっていうことですかね。

一原:まだ投資という概念までたぶんいってなくて、福利厚生の延長っていう形になっているので…

宇都宮:徐々にですかね。明らかにパフォーマンスは違うと思うので。

三木:return on investmentじゃなくてreturn on healthとかreturn on happinessとかROHっていうのがこれからたぶん先進国、日本を含めて…

一原:そうですね。部署的にもCHOみたいな、ヘルスオフィサーみたいなのも出てますし、パーパスマネジメントみたいなのも出てきてるので。

宇都宮:そういう領域もウェルネスデザイナーの…

一原:その一部にはなれるかなと思ってるんです。

三木:でもこれからやろうとしていることはすごい意味があるかなと思っていて、特にイノベーションを起こすっていう意味だと社員がまずハッピーでコンディションが良くないと無理なので、イノベーションと社員の幸福度とか健康度って両輪だと思うんです。でも今まで会社は数字でしか見ていないというか、幸福度ってなかなか測定できないので。前野先生もそっちの方向を探求されてると思うので、みんなでその流れを作っていくと日本の企業も変わってくるんじゃないかなと。単純に「お金をあげるからイノベーションを起して」って言っても無理じゃないですか。だからどういう人達と一緒にどうやってつながってどういう対話をしながら何を生み出すのかっていうところをやっていくと、それ自身が企業コンサルティングに非常に深く入っていく必要があると思うんです。期待しております。

一原:はい。ありがとうございます。

 

●zenschoolを受講した後の変化

 三木:今まで色々ご経歴とか経験を聞かせていただいて、zenschoolの中で何か生み出されたものとか感じたことがあれば感想をいただきたい。

一原:zenschoolの中でワクワクトレジャーハンティングチャートだとか、たぶん一番良かったのは色んな別の業種で別のことをされてるすごい個性豊かなメンバーがいて、同じことをするプロセスをある意味横で聞いている時間があったと思うんです。その時に無意識のうちに「自分はこう思う」とかその人に対して「これもっとこうしたほうがいいんじゃないかな」とか色々反芻するプロセスがすごい面白くて。

三木:リフレクティングトークっていうやつですね。

一原:自分は自分でプレゼンというか話をしなくちゃいけないので、そういった意味ではそこがすごく面白かったっていう。

三木:その経験したことで何か自分の発表に影響を与えられましたか?

一原:その方々に言われていた視点で、こういう視点があるんだったら自分の場合はどうなるんだろうっていうのをその場で考えて、自分の発表の時にちょっと乗せてたみたいなのはたぶんあると思います。

三木:アイデアが重なっていったみたいな。

一原:すごいアイデアが広がっていくところはそこですごい感じられたのかなっていうのと、あとは僕も企業に所属をして働いたっていう経験が逆にないので、チームっていうのは一企業であるんですが、でもスポーツチームなのでちょっと違うと思っていて、そうすると周りがどういう方向に進んでいるから自分もそっちに行こうっていうようなものからは最初からちょっと違う路線ですでに仕事をしていたんです。日本に帰国してからどういった仕事をするってなった時に、どうしても同じ業界でも周りがどういったことをやっているかとか、周りからどう見られるかって思った以上に影響を受けるって思っていて、そうすると「この業界だったらこういうのをやるのが当たり前だから」っていう枠の中でどうしても考えてしまうんです。zenschoolに行った時には結局自分の中であったものからそれをやりたいっていうのが出るので、その時に別に誰に否定されるものでもないみたいな話もあったじゃないですか。

三木:素晴らしい。

一原:「それって結局この中から出てきたものだから」みたいな、それってすごいパワフルというか、別にそれは他の方がやっている○○を「それは違う」って言ってるんじゃなくて、自分がただそれをやりたいっていうのでやっているので、そこがあってからはさらに自分が何をしたいのかっていうところを基準に、それでなおかつ周りにどう影響を与えられるかみたいなところで何をやるかを決めていけるようになったので。

三木:卒業後はその自分のやりたいことの想いで今進んでるっていう感じですか?

一原:そうですね。逆に周りから「何でそれをやるのか?」とか「何でそっちの方向に行ったんですか?」とかよく聞かれるんですけど。

三木:そっちの方向(笑)。

宇都宮:ご自宅もそっちのほうに来ましたしね。

一原:場所も変えたりとか、周りから見てるとたぶん動きとしてはちょっと異質な動きに見えるかもしれないんですが、僕の中では全部筋が通っているというか…

三木:迷いが少なくなった感じ?

一原:はい。ストレスもすごく軽減されたというか、別に誰かの承認がないとそれができないっていうところからも解放されてるので、色々周りに言われたとしても一意見で「そういう考えもあると思うんですけど、僕はちょっとこれをやりたくて」みたいなのでうまくできるようになってきたので。

三木:いいですね。

宇都宮:2019年はどんどん羽ばたいて。

三木:色んなメディアにも登場されて。

一原:頑張って。

 

●一原さんの考える「日本の○○の未来」に対する想いについて

 三木:「日本の○○の未来」みたいな、○○はご自身で入れていただいて、どういう風になっていったらいいかなとかそういう想いがあれば。

一原:日本の…世界の…ウェルネスデザイナーみたいな話もしてたので、ウェルネスみたいなところで、スポーツにしても、企業の従業員で一般の方にしてもたぶん共通することとしては、自分で自分のコントロールができるとか、自分の状態を把握できるっていう能力がどれだけたくさんの人が得られるかっていうのがたぶんすごい重要で、僕はだいぶ前からずっと常にこれがうまくいけばだいたいのことはうまくいくと思ってることが、“循環があるかどうか”っていうのを常に意識しているんです。循環って何かと言うと普通に心臓が動いてて血液が出て入ってるっていう血流も循環の1つですし、呼吸の吸って吐いてっていうのも循環の1つです。コミュニケーションも結局は言って相手のことを受け止めるみたいなのでこの循環が…

宇都宮:ボケとツッコミもそうですよね。

一原:はい。水とかも外見は何も波が立ってなくてピーってなってるのが安定しているっていうことだと思うんですが、でもずっとその状態だと濁って淀んでくるので動きがなくちゃいけなくて、常に回っているというか流れている状態も循環って言えるっていうことを考えると、何か調子が悪くなったりとか何か問題が起きる時ってだいたいそれも循環が滞っている時っていう…

宇都宮:血流が滞る肩こりもそうです。

一原:血流もそうだし、食べて出すっていうのも同じですが、そこに何かあった時に自分で戻れて、「あ、そういえば最近常にベクトル自分の中で自分のことしかひたすら考えてなくて、周りに何も相談もしてなかったな」とか、そういう気づきになることはできると思うので、何かそういうのをもっと簡単にリマインドしてもらえたりとか分かるような術みたいなのが今後ウェルネスデザインの事業の1つとしてもできるといいなと。

宇都宮:ウェルネスの循環みたいな感じ?

一原:そうですね。循環。

宇都宮:でも1人だと循環しないじゃないですか。

一原:そうですね。誰かがいてとか、コミュニティの中でとか、社会とつながっていなくて孤立してしまうっていうのもその循環の中に入れるかどうかっていう話だと思うので。

三木:循環ですね。

一原:動画でTEDのやつか何か見た時にすごいうまいなと思ったのは、心臓の拍動ってピコン、ピコンみたいに動いてるじゃないですか。それがなくなった時にある意味死んでいるという状態なので、人生もアップダウンがあるのが当たり前で、それがなくなった時点でそれはもう生きてるんじゃないみたいな話をしていて、だから底があったら別にそれは普通なことでっていうのになるともっと気持ち的にも楽に生きていけるというか、「私だけこんな目に遭って」みたいなところからそれはただの過程の話でっていうのになればすごくいいなと。

三木:循環万事塞翁が馬っていう、そういうことですね。

一原:(笑)そう。

三木:本日はありがとうございました。

一原:ありがとうございました。

一原克裕さん
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WEBSITE
https://www.aligne.me/

 

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