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第130回MMS放送 「『チームビルディングプログラム』を展開し、結果を出せるチーム 作りのノウハウを広げる」前編 楽天株式会社 楽天大学学長 仲山考材株式会社 代表取締役 仲山進也さん

●フェロー風社員(自称)
enmono(三木)   はい、ということで第130回マイクロモノづくりストリーミング本日も始まりました。司会は株式会社enmono三木でございます。本日は楽天の仲山さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

仲山         よろしくお願いします。

enmono   あと声の出演の――。

enmono(宇都宮)   はい、宇都宮です。

enmono   仲山さんと私の出会いは鎌倉繋がりということで。

仲山         そうですね。

enmono   カマコンバレーというところでお目にかかって、『iikuni』という鎌倉専用のクラウドファンディングで一緒にサポートメンバーとして活動させていただいています。
enmono   最初にお会いした時にサラリーマンの方ではないと思ったんですね。要はフリーランスでなにかやられていると。

仲山         サラリーマンに見えなかったと。

enmono   そうなんです。でも実は楽天という会社の……25番?

仲山         社員番号25。

enmono   社員番号25番目の方だということで、非常に自由な感じでお仕事されているスタイルを見て、すごく不思議というか面白い働き方をしているなと。ご自身もフェロー風社員ということで。

仲山         自称ですね。

enmono(宇都宮)   自称なんですか?

仲山         自称なんです。

enmono   そういう楽天という会社にいながら、割と自由な感じで働いていらっしゃる。そのスタイルがどういう風に生みだされたのかということを中心にお話を伺いたいと思います。。

仲山         参考になるかわからないですけども。

enmono   簡単に、学生時代から楽天に入るまでどのような経緯があったのかをお願いします。

仲山         どこから話したらいいですか?

enmono   どこ出身とか。

仲山         出身は北海道です。

enmono(宇都宮)   大学はどちらですか?

仲山         日吉に5年間住んでおりまして。

enmono(宇都宮)   じゃあ慶應ですね。5年制ですかね。

仲山         5年制じゃないですけど(笑)。4年の時に司法試験を受けていて。

enmono   弁護士を目指していたのですか?

仲山         検事になろうと思ってたんですけど、ただなんとなく思っていただけで、今思えば全然受験対策もできていない状態で、そもそも試験勉強って苦手だなって思って、大学に入る時にも地元の高校の指定校推薦というので大学に入ってしまったので。

enmono   あ、そういうのがあるんですね。

仲山         結構田舎のそれこそ旧制中学からあるような高校だと、そういう枠が結構あって。

enmono   じゃあ成績よかったんですね。

仲山         まぁ学校の成績は。なので、司法試験落ちた時によくよく考えて、なんのために(検事に)なりたいのかもよくわからない。

enmono   (笑)。

仲山         とりあえず法学部に入るとその先に司法試験がある、みたいなのがあるじゃないですか。そのぐらいの動機だし、あとは試験嫌いだったなと思って。

enmono   法学部に入ったのは、推薦だったから入ったんですか?

仲山         遡ると楽天に入るまでにかなり時間がかかりますけどいいですか?

enmono   いいですよ。

 

●少年時代――サッカーを通じて得たもの

仲山         元々子どもの時に、小学校の時に遊びでサッカーをするようになり、『キャプテン翼』が流行っていた頃で。

enmono(宇都宮)   その年代ですね。

仲山         クラスのガキ大将がみんなでサッカーやるぞと言いだして、ボールを蹴り始めるんですけど、まぁハマり始めて、まわりの人が飽きた頃に僕はまだ夢中でやっていて、放課後に集まった人で小学校のグラウンドとか近所の公園とかで集まった友達とサッカーをやるというのをずっと遊びとしてやっていて。

仲山         その頃はまだ野球少年団しかなくて、サッカーは大人の指導者がいるような組織はなくて、集まった子どもたちでひたすら暗くなるまで――6時まで公園でサッカーする。まぁゲームしかしないんですけど。基礎練のやり方とかもわからないので。そんな遊びをする中で……人数とかバラバラじゃないですか。

仲山         遅れてくるヤツもいれば、早く帰るヤツもいて、人数が変わったり、チームのバランスとかがたまたまよくなくてすぐ点差が開いて5-0とかになると、片方がヤル気なくなってくるじゃないですか。だからその辺の6時までみんなが『あー楽しかった』と思えるようなバランスをいかに取れるかを工夫しながら過ごすっていうのをやってた感じがあって……。

enmono   その辺からもうチームビルディングが始まっているわけですね(笑)。

仲山         今振り返るとですね。

enmono(宇都宮)   いかに楽しく。

仲山         そう、いかに楽しく6時まで。で、明日も来たいなと思える状態にしないといけないので、自分だけ勝ちすぎるわけにもいかず。でも最終的にはちょっと勝ち越した状態で帰りたいな、みたいなことは考えますけど。一応、負けず嫌いなので。

enmono(宇都宮)   マネージャーとして優秀ですね。

仲山         マネージャーなのかわからないですけど、自分が長続きさせたい楽しみを味わいたいというのはあると思うんですけどね。
仲山         そんなことをやってたり、あとはサッカーのルールって誰もちゃんと知らないわけですよね。で、何年生かになった時に本屋さんでサッカーのルールブックを見つけて、買って読んでみたんですよ。

仲山         そしたら知らないルールが載っていて、次の日からその状態になった時に「これ反則なんだよ」って言ってみたんですけど、誰もそんなルール知らないんだけど、「だって俺、本に書いてあったの読んだもん」って言ったら、みんな「そうなの?」って言いながら従ってくれるようになるんですね。

仲山         そのルールが普及していくんですけど、そんな経験をしながら、世の中にもこういうルールがいっぱいあるようなので、ルール知らないっていうのは損だなと思って、世の中のルールを勉強させてもらえるところがどうやら大学というところにあるらしい。法学部というところらしいと中学生くらいの時に知って、「大学は法学部へ行きたいな」とその時に思ったんですね。

enmono   すごいですね。中学生の頃から。

仲山         はい。そんな動機です。で、法学部へ入りました。司法試験あります。裁判官と検事と弁護士があるじゃないですか。弁護士は自分がどっちにつくかで言うことが真逆になる仕事っていうのが、なんかしっくり来なくて。

仲山         「正しい」と「間違ってる」だろうという感じなので。裁判官は「自分は人を裁くほど偉い人じゃないなぁ」と。そういう意味で検事の方がしっくり来るなと。誰か憧れてるような人がいたとかじゃなくて、なんとなく、なるとしたら検事かなと。弱い動機として。
仲山         今となっては落ちてほんとによかったなと思っています。そんなことがあって、試験嫌いだなと思い出して、親に「すみませんでした。就職してみようと思います」って言って。僕はベビーブーム世代なので就職氷河期みたいなタイミングだったので。

enmono   何年生まれでしたっけ?

 

仲山         1973年です。そうすると大学卒業しちゃうと就職できないよみたいな話を聞き、よくわかんないけどそうなのかなと思って、自主留年という仕組みがあるらしいと知って、5年生にさせてもらって。で、就職活動を始めてみるみたいなところから始まって。

 

enmono(宇都宮)   1年間学業はなにもないんですよね?

仲山         一応3年の時には卒業単位を取り終わってたんですけど、5年生になるとちょっとだけ取らないといけない単位数がまた出てくるので、それくらいですね。

enmono   基本、成績はいい方なんですね。

仲山         学校の勉強はちゃんとする方ですね。楽をしたいから。好きなことに文句を言われたくないので。

enmono   自分の考えを強く押し通すというよりは、にゅるっと押し通す感じなんですかね。

仲山         そうですね。あまり人に迷惑をかけたくないので。その方が楽しみやすいかなと。

 

●楽天入社の経緯
enmono   まだ、ベンチャーみたいな社員数20数名の楽天に入られるわけなんですけど――。

enmono(宇都宮)   学校を卒業してすぐだったんですか?

仲山         最初にそうやってわけのわからない就職活動が始まって、それこそ就職対策もしていないんですよ。就職のマニュアル本とかも読まずに始めて。

enmono(宇都宮)   推薦とかがあったわけじゃなくて?

仲山         なにもないので。色々受けに行き始めて、面接をして、「第1志望はウチですか?」と聞かれて、「いや、第1志望っていうのはないんですけども」――。

enmono   (笑)。

仲山         って答えたら、かなり落とされて、結局50社くらい回ってみた結果、3社だけなんか知らないけど内定をくださるところがあって、その中の「こっちか、こっちかな……」って思うくらいのところが、一つがサッカーのManchester Unitedの胸スポンサーで、もう一つが鹿島アントラーズの胸スポンサーだったんです。なので、ここはやっぱマンUかなと思ってSHARPっていう会社に。

enmono   あっ。そうか、SHARPに入られたんですね。

仲山         はい。

enmono   いきなり楽天ではなくてSHARPなんですね。

仲山         で、文系が60人いて、理系は400人くらいいるんですけど、僕は文系の採用で文系60人で研修とか受けたりするんですけど、奈良に配属になり、同じ奈良に配属になった同期がいて、そいつと敷地内で会った時に「どう最近?」みたいな挨拶をするんですけど、結構「うーん、全然」という返事が返ってくる友達がいまして。

仲山         「なんで?」と聞いたらちょっと言えないような仕事があんまりしっくり来ない。足に重りがある。どちらかというと方向性としては愚痴っぽいというよりは「もっといっぱい、思いっきり働きたいんだけどなんとなく不完全燃焼」みたいな、そういう方向性の話なんですけど。

仲山         そんな話をよくしている友達がいて、「わかるわー」みたいなことを言ってたんですけど、そいつが2年目に入った時の夏に、同期に「いんたーねっとのベンチャーの会社に行くことになりました。さようなら」みたいな。「インターネット」も平仮名で書いてあったような2行くらいのメールを残していなくなりまして。98年ですね。

enmono(宇都宮)   ああ、じゃあインターネットが普及し始めた頃ですね。

仲山         池田っていうんですけど、彼のことをよく知っている同期が、「池田が行ったのはこの会社だよ」と携帯の裏にロゴマークのシールが貼ってあって、それを見たら日の丸に筆文字で楽天市場と書いてあって、ヤバそうな雰囲気のロゴが載っていて。

enmono(宇都宮)   最初はちょっと怪しかったですよね。

仲山         インターネットにまったく疎い僕にとってはそれがなにを意味するのかもまったくわからず、「ふーん」って言ってたんですけど、さらに1年が経ち、僕は3年目に入って、その4月くらいの時に電話がかかってきて、その池田という友達からいきなり一言目に「どう? そろそろ」と言われて。

enmono   (笑)。

仲山         「なにが?」って聞いて。「人足りないんだよね」って言われて。「え? なにが?」「ウチの会社」
仲山         で、「どうなの最近」というようなことを聞いたら「楽しい」って言われたんですよ。おきまりの挨拶が不成立みたいな感じなんですよ。以前は「うん、全然」っていう感じだったのに。ちょっとザラッとしたものを感じまして、「なんだろう?」みたいな。

仲山         ちょっと気にはなったんですけど、でも3年はいようと思っていたので、あと1年はいようと思ってるしみたいな話はしたんですけど、「東京に来る機会とかないの?」と聞かれて、ちょうどその翌月のゴールデンウィークに友達の結婚式に呼ばれて東京へ行くことになっていて「来月ゴールデンウィークに行くんだけど」と言ったら「じゃあメシ食おうよ」と。

仲山         まさにこの渋谷で99年5月2日にごはん食べながら3時間くらい話聞いたんですけど、やっぱりなんの話かまったくわからず。でも「楽しい」って言ってるから気になってはいたものの、「まぁ3年は」って言って、そしたらその友達が「今ウチの会社15人なんだけど、社長が年末までに60人にするって言ってるから、仲山来年の4月でしょ。そしたら100人くらいか……。うーん、20番目と100番目って違うんだろうな」ってボソッと言いまして。ちょっとそれを「確かに」と思っちゃったんですよね。
仲山         3年はいようと思っている理由はふわっとした感じなんですよね。でも確固たるものがあるわけじゃなくて、3年経ったらなんか見えてくるのかなみたいな。それと「20番目と100番目」っていうのを比べてみた時に、やっぱりこっちの方が気になるなと思って。「社長って会えるの?」って聞いたら、その場で携帯電話で社長に電話をして「じゃあ3日後の5月5日に」と。

仲山         その頃、東京の祐天寺にオフィスがあって、朝祐天寺の駅前で友達と待ち合わせをして、一緒に朝ご飯をドトールで食べながら「今日ってその社長には僕のことはどうやって伝わってんの?」って聞いたら「んー、一人ゲットしたって言ってある」って言われて「あ、そうなのと。

enmono   ゲットされちゃったんだ。

仲山         「そうなんだ」って会社に行き、三木谷浩史さんという方が出てきて、10分くらい本当に雑談。「休みの日なにしてんの?」みたいな雑談をして、「サッカーやってます」みたいな、そんな話をして「じゃあよろしく」って手を伸ばされたので、まぁこう握り返して。そしたらその友達が入ってきて、「そこのパソコン空いてるから物件でも探せば?」って。で、普通にこう賃貸情報のサイトを見ながら、「東京家賃高っ」と思うみたいな。


仲山         帰りに楽天市場に出店資料請求すると送られてくる資料一式の封筒がありまして、それをもらって帰ったヤツを帰りの新幹線で見てて、静岡にさしかかったあたりで初めて「こういう会社なんだ」。新聞で取材された記事のコピーが入っていたんですけど、インターネットの力で日本の中小企業を元気にって書いてあって、色んな全国各地の中小企業が楽天市場に出店してネットでがんばっているうちに売れてきて仕事楽しいとかいう状況になってますという記事があって、それを読んで「あ、こういうことをやってんのか。面白そうだな」と。
仲山         ゴールデンウィーク明けに会社に行って、「すみません、あの、次が決まってしまったので辞めます」っていう。

enmono(宇都宮)   唐突に? ひと月は必要じゃないですか。

仲山         はい。それで色々ありながら6月20日に辞めることになり、6月21日から楽天に入社、みたいな感じで。

enmono   なるほど。これ(画面の写真)出してもいいですか?

 

仲山         はい。これは入社直後の夏に社員合宿をやった時のですね。

enmono   ゴルフ場で合宿をしたんですね。

仲山         その時に楽天に出店していたペンションが軽井沢にあって、その頃はまだ楽天トラベルとかもないので、宿が出店しても普通に楽天市場の仕組みを使って、空いた部屋を商品として登録して注文を受けるみたいな、そういう形でやっていたんですけど、そこにみんなで行って、合宿をしてという感じですね。

enmono   そういう流れがあったんですね。

中編へ続きます。(7/20頃公開予定)

 https://zenmono.jp/story/276 (7/20頃公開予定)



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